「東京田畑」表参道のオシャレビルが市場に Farmer's Market @ GYRE有機野菜、果物、花の販売に音楽ライブ、ワークショップも

GYREの地下1階で果物を売るmeowさん

  • GYREの地下1階で果物を売るmeowさん

    GYREの地下1階で果物を売るmeowさん

  • fiore soffittaさんの作品。プチトマトがあしらわれている

    fiore soffittaさんの作品。プチトマトがあしらわれている

  • Farmer's Marketが行われているビル

    Farmer's Marketが行われているビル

  • マーケット横ではライブも行われる

    マーケット横ではライブも行われる

  • 野菜で特別メニューを作っているパリに本店があるワインビストロ

    野菜で特別メニューを作っているパリに本店があるワインビストロ

常に人ごみでごったがえす表参道から原宿までの道......。その道の途中に、ブルガリ・シャネルなどの一流ブランドショップや、ギャラリー、日本初進出となるMoMAデザインストアなどが詰まったビル「GYRE(ジャイル)」がある。そんなビルの地下が、地元住民を中心に、外国人や観光客などでにぎわう日があるという。月に1度開かれる、「Farmer's Market@GYRE(ファーマーズマーケットアットジャイル)」。野菜だけでなく、果物や花、観葉植物などが並び、生産者とコミュニケーションを取りながら買い物を楽しめるマーケットだ。

生産者は、主催であるTokyo Design Flowが出会った「マインドが合う」方々が出店。毎回6団体が一部入れ替わりで出店している。群馬県にて、有機農業で営む「太陽と雨」。「食べておいしい野菜を」と、イタリアの野菜を中心に育てている。70年続いている果物屋さんが中心になっているクリエイティブチーム「MEOW(ミヤウ)」。Farmer's Marketでは、果物のみの販売だったが、月に1回、クラブで果物を食べながら音楽を楽しむイベントも行っているという。また、東京で働く農家の息子・娘ユニット「倅(せがれ)」の、実家の野菜販売なども行われている。

客層は「近くに紀伊国屋はあるけれども、普通のスーパーはない」という地元住民が買いに来たり、外国人がスナック感覚で果物を買い、かじりながら街を歩いたり。観光客も多いという。その他、そもそもこのビルにブランド品を買いに来た人など、さまざまな状況の人が入り混じり、ステキな雰囲気をかもしだしているのが、このマーケットの特徴だろう。

マーケットの隣では、毎回ライブが行われている。人々の憩いの場となると同時に、単なる「市場」で終わらせない、プラス、アートの要素が盛り込まれているのも、表参道ならではの光景だ。

Farmer's Marketが行われているのは、GYREの地下一階だが、4階のレストランでは、販売している野菜を使った特別メニューが販売される。特別メニューを作っているのは2店舗。大体1店舗につき2~3品作られている。また、同じく4階では、出店者のfiore soffitta(フィオレソフィッタ)さんが開くフラワーアレンジメント教室も行われる。花だけでなく、一緒に果物や野菜もアレンジメントしてしまうその作品は、とても個性的でかわいらしい。

このFarmer's Marketを主催するTokyo Design Flowの田中佑資さんは、元々、畑で農作業を手伝うのが好きで、自然とこの企画に関わるようになったのだとか。「でも、だからといって都市を否定したくない。都市だからこそ、楽しく過ごせる方法があるはず、と思っています。都市に住んでいて、田舎に行きたい、というのは今を否定していることになると思う。そこに向き合ったマーケットを作っていきたい」と語っていた。

5月からは月2回開催予定で、協力店舗も一層増えるFarmer's Market @ GYRE。都市で売られているからこそ、リアルに感じられるのかもしれない自然の息吹を求めて、今後も多くの人が訪れそうだ。

Farmer's Market @ GYREサイト(http://www.tanemaki2007.jp/)

Tokyo Design Flowサイト(http://www.tanemaki2007.jp/)

文・山本ペロ、写真・Tokyo Design Flow、山本ペロ

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