「ナショナルむしグラフィック」虫嫌いにはおしゃれな虫を!『mother dictionary』が提案するおしゃれ虫グッズ。虫から環境を見る「ナショナルむしグラフィック」

虫といえば、「怖い」「気持ち悪い」と嫌がる人が多い。いきなりバサバサっと飛んだり、ガザゴソと予測不能な動きをしたりするので、仕方のないことかもしれない。虫嫌いは特に女性に多いが、最近は男性でも虫を触れない人が増えている。そんな虫嫌いの人に入門編としておすすめなのが、おしゃれな虫グッズだ。
クラブキングが発行するフリーペーパー『mother dictionary』では、虫がデザインされた商品をWEBで販売している。商品はTシャツ、また紙刺しゅうキットやぬりえ絵本など。これらはすべてデザイナーの蓮井まきさんが手がけた『インセクツ』シリーズだ。蓮井さんはジュエリーブランド「マメロン」の主宰者であり、自然へのオマージュから、虫や動物をモチーフとした作品を数多く製作している。
『mother dictionary』の企画、編集をしている桑原紀佐子さんと宮城景花さんは、今まであまり見たことのない、エッジのきいた虫のデザインに惹かれ販売し始めたそうだ。
おしゃれで上品なデザインなので、虫が好きな人はもちろん、虫があまり得意でない人にも抵抗なく楽しむことができる。
『mother dictionary』では虫がデザインされた商品を取り扱うことで、自然、環境などについて考えるきっかけを与えることができると思ったそうだ。
「環境問題についても、お堅いものではなくおしゃれな切り口で表現することで、興味を持つ人が増えますよね。虫に関しても同じことが言えると思うんです。たとえば、虫嫌いのお母さんが、『インセクツ』のシリーズをきっかけに、虫に親しみを持ってくれるかもしれない」と宮城さんは話す。
お母さんでもある桑原さんと宮城さんは、子どもと一緒に虫を育てた経験があるとのこと。
「お母さんが虫嫌いを克服すれば、子どもと一緒に虫捕りに出かけたり、虫を育てることができますよね。虫を育てるのって、すごく楽しいんですよ」と宮城さん。
「虫にエサをあげていると、だんだん虫が好きになっていくんですよ。私は子どもとカマキリを飼ったことがあるんですが、カマキリは生餌なので、生きている虫を捕まえてあげてました。バッタをバリバリ、蝶をむしゃむしゃ、と音を立てて食べるんです。そういうシーンをみても、今では怖い、気持ち悪いとはあまり思わなくなりました。むしろ生きることの縮図を見ているようで......。子どもと一緒に虫の魅力を体験できるのはすばらしいことだと思います」
「見た目が怖いから、気持ち悪いから嫌い」と思い込み、触れ合おうとしなければ、本当の楽しさに気づかないまま終わってしまうこともある。おしゃれ、面白そう、と視点を変えることで、その魅力を伝えることができるかもしれない。『mother dictionary』の虫グッズはおしゃれなだけでなく、それ以上のことを伝えているような気がした。
→「むしむし探し隊」サイト(http://www.64tai.com/)
→「mother dictionary」サイト(http://www.motherdictionary.com/)
Photo_Yuki Tsujimoto Text_Satoko Kasai





















