08年上半期の世界の気温、過去5年間で最も低水準=世界気象機関2008年 8月 21日 (ロイター)
[ロンドン 20日 ロイター] 世界気象機関(WMO)は20日、2008年上半期は、少なくとも過去5年間で、最も気温が低かったと発表した。歴史的な平均気温は依然上回っているものの、通年でも近年では最も気温の低い年になる見通しだという。
気象科学者によると、世界の気温は、海流の変化などの自然サイクルによって毎年変化しており、気温の低下が、人工的な温暖化ガス排出による長期的な地球温暖化の傾向を妨げるものではない。
今年の低温は、世界的な気象パターンであるラニーニャ現象が一因で、その後は気温の上昇をもたらすエルニーニョ現象が続くとされる。
WMOの気象関連データ監視責任者であるオマー・バドゥール氏は「今年は過去5年間と比較して、気温が低くなる可能性が極め高い」と指摘、その程度は分からないもの、ラニーニャ現象がその一因だと述べた。
WMOによると、2007年までの過去10年間は、信頼できるデータが入手できる1850年頃以降、最も気温が高く、世界の気温は1世紀前と比べて約0.74度上昇している。
世界の気象科学者が集まる気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は前年、世界的な温暖化現象が起きていることに「疑いの余地はなく」、温暖化ガス排出が主な原因である可能性が高い、との見解を明らかにしていた。
WMOは世界の気温に関する最終統計を12月に発表する。






















