食糧危機の回避、WTOは農業生産国に圧力を=EU委員2008年 4月 24日 (ロイター)
[東京 23日 ロイター] 来日中の欧州連合(EU)のマンデルソン委員(通商担当)は23日、世界的な食糧危機の深刻化を回避するため、世界貿易機関(WTO)は農業生産国に輸出を維持するよう圧力をかけるべきとの考えを示した。
バングラデシュやハイチでは食品価格の高騰を背景にした暴動が起きたほか、一部の国では、国内での食糧を確保するためにコメなどの輸出を禁止している。
アジアの多くの地域で主食となっているコメは、年初来で価格が68%上昇。シカゴ・ボード・オブ・トレード(CBOT)のコメ先物は23日に過去最高値を更新した。
マンデルソン委員は「われわれが貿易を規制すれば、すでにほかの国で大きな問題となっている食糧不足を加速させるだけだ」と指摘。「WTOは関税引き下げへの圧力や影響力を発揮し、それにより貿易を促進する必要がある」と述べた。
さらに「WTOは、食料品や農作物の自由な貿易の流れを阻害する輸出規制や輸出税には抵抗しなければならない」と語った。






















